2010-03-23

反省的思考

最近、子供らの寝かしつけに苦労しなくなって、余暇(夜か)時間を確保することに成功してるんだが、なんだか iPod touch ばかり撫で回しすぎて、てんで余暇(良か)時間を過ごしていないと反省。
そんなだから、積読本や観てないDVDやダイアリーの下書きも増える一方なので、とっかかりで最近増やしてしまった積読本等々。

「天使と悪魔」や「ダ・ヴィンチ・コード」が今のように話題になる以前に、ことあるごとにアルゼンチン蟻の生態や脅威について無駄な知識をはべらかす会社の先輩に薦められ、半ば強制的に譲り受けたが結局、読み始めたらはまってしまったダン・ブラウン。
最新作は文庫化を待とうと考えてたら、先週、アルゼンチン蟻先輩は女子社員にホワイトデーのお返しを配りながら、私に「ロスト・シンボル」を配ってくれた。

ロスト・シンボル 上・下 2冊セット
ダン・ブラウン
角川書店
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ちょっと海外ものを読んでて 現実的なものを読みたくなった。 *1 青と緑に白抜き文字の看板を掲げる店で前々から気になっていた誉田哲也。「姫川玲子」シリーズと呼ばれる第一作目を見つけたので購入。絶賛寝不足中

ストロベリーナイト (光文社文庫)
誉田 哲也
光文社
売り上げランキング: 78801


これも国内ものが恋しくなって購入。「空飛ぶタイヤ」に手を伸ばす前にデビュー作を読んでおきたかったという理由もあり。

果つる底なき (講談社文庫)
池井戸 潤
講談社
売り上げランキング: 116761


マイクル・コナリー作品の主役そろい踏みな作品も見つけたので、これは外せないととりあえず購入。

夜より暗き闇(上) (講談社文庫)
マイクル・コナリー
講談社
売り上げランキング: 51344




*1:「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」。あまり馴染みのないスウェーデンが舞台だったり、舌を噛みそうな登場人物の名前とかの影響なのかもしれない。但し、それを補うには十分すぎるほど楽しめる作品であることは言うまでも無い。

2010-03-18

浮遊するハミング (鼻歌。花王の衣類用柔軟剤を指す意味では無い。)

彼は歌が好きなようで、いつもなにかしら口ずさんでいる。

最近では、Youtube で好きな曲を検索して耳コピーして、その歌詞を紙に書きとめている。
せっかく興味を持って自主的にやっていることなので、歌詞検索サイトの存在などを教えるような野暮なことはしない。

有線が流れる店で知ってる曲が流れると必ず歌いだす。

他人様の迷惑にならぬよう配慮したうえで、親の体裁を繕うためだけに叱ったり、歌うことをやめさせたりは決してしないようにしている。
歌が好きなことは良いことなので、あえてスポイルしてしまうようなことはしない。

とは言え、大概の場合はハミングにとどめさせているし、私もあわせてハミングしている。

有線の流れている店内でハミングしている親子がいたら、たぶん私らだと思う。

helter skelter

16日は彼女の卒園式だった。

前夜、「スキ」ランキングで 8位だったことで不貞寝してしまい、卒園式当日の朝、彼女とちょっと気まずい雰囲気だったことは言うまでも無いことだし、これ非常に大人げが無いと反省しきりに彼女と関係修復を図った。

彼女が物心ついた頃から感じたことだが、女性は生まれたときからすでに女性であり、それは物理的なものに限ったことではないということだ。

関係修復に成功して卒園式が始まる45分ぐらい前に登園。

お世話になった先生方に、昔は家々の茶の間のサイドボードの奥に一羽は飼っていた水飲み鳥のように、袴姿やダブルのスーツに反応して頭を下げて挨拶しながらホールへ向かった。

式が始まるまでは、各部屋で待機することになってたので、彼女の用具入れの前で隣の細君に彼女は?と聞くと、ちょっと意味ありげな笑みを浮かべながら、遠慮がちに自身の身体で指し示した。

示された先に目をやると、定期的に義祖母に5袋買いを頼まれる黒あめみたいな瞳を持つ男の子が瞬きひとつせずに私を凝視している。

その男の子の左手の先には、これ当然の如くに彼女の右手がしかと握り締められていた。

彼が彼女に結婚を迫っている噂の「なつやくん」なんだと、その挑戦的な眼力で容易に判断できた。( 参考:343/365 - 今日は死ぬにはいい日だ

彼女が私に気づき、この 6年間で 1度も見せたことの無い笑顔で、そのつないだ手をそっと解いた。

瞬間、ハッ!とする「なつやくん」。

彼女をチラと見た後、すぐに私の方を向きなおし、出来立てと思われる 2個所の隙間がある歯を見せて笑った。

保護者席の最前列に陣取って式を迎えた。
こみ上げるたびに、アザラシが呼吸するときのように鼻穴をパカパカさせて、涙腺の緩みをなんとか阻止することに成功した。

式終了後の謝恩会では、細君はピアノ弾きBGM担当。
皆が母親と向かい合って座っているのに、自分だけ父親と向かい合ってることに落ち着かない様子の彼女と、小さなイスに落ち着かないその父親。

謝恩会も無事に終了し、お世話になった先生方や父兄の方々、彼女のお友達と最後の挨拶やら、写真を撮って帰り支度。

「なつやくん」に最後の挨拶。

お母さんの春から隣の市へ引っ越すことになった挨拶を聞いて、「なつやくん」の涙腺バルブは一気に開放。
わが子の卒園証書授与のときと同じぐらいに、鼻穴をパカパカして涙腺開放を阻止しながら、とりあえず、隣の市にある大型ショッピングセンターの開店と同時におちあう約束をした。とりあえず。そう、とりあえず。

色々な意味でひとつ大人になった卒園式の日だった。
それには当然私も含まれる。

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2010-03-15

初老 (人の一生で老化を意識し始めるとされる年代である。かつて男性の大厄である数え年42歳(満40歳)に「初老の賀」で祝ったことから40歳の異称とされる)

先週、春のドカ雪に見舞われ朝から晩まで雪かきに汗した。

翌日から筋肉痛を感じ始め、運動不足を顕著に受け止める反面、肉体はまだまだ若いと無理やりな勘違い。

日を増すごとに、次の行動を移す際「あ」行を思わず発してしまうほどになってきた。

動くたびに鳥肌が立つのは気のせいとし、目がランランと輝いているのは生気が漲っているのだと無理やりな勘違い。

無理やりな勘違いして迎えた週末、半ば強制的にバトミントンやなわとびにつき合わされ、さすがに少し横になりたい理由を捻出するために体温計に手を伸ばした。

体温計の測定結果、表示された数値を見て症状が悪化してしまうという弱いメンタル面を持っているので、余程でない限りは体温計に頼らないようにしている。

そして体温計は予測以上の数値を表示することは、わきの下にはさむ前からわかっていることだったりした。

なんとか交渉の末、20分だけ横になることをゆるされた。

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こんなにお父さんは色々と努力しているのに、彼女が猫を撫でながら話しはじめた「スキ」ランキングで 8位と発表され、年甲斐も無く不貞寝した。

バンプ(受身) ((プロレスの受身には「ショー的要素」が大いに存在するが、他の格闘技と同様に主目的はあくまでも「技をかけられた側の安全を確保すること」である))

朝、家の庭にたびたび姿を見せる三毛猫。
庭に面したガラス戸の隙間で鼻先をクンかクンかして、ガラスに肉球スタンプを押して去っていく。


茶髪という言葉が、今のように市民権を得る以前より茶髪だったのは、ファッション性からだということは表向きで、白髪隠しもその要素を大きく占めていた。*1

若い時分から側頭部分に白髪が発生しはじめたが、最近じゃ身の回りの中国製品の如く勢力拡大し、ヘアカラーという土嚢も積み上げが困難な状況だ。

今じゃすっかり、黒、茶、白、が混合した三毛猫のような頭髪だ。

この間、土俵際でつま先で辛うじて踏みとどまることより、寄る年波を素直に受け止めて寄り切られようと思った。

土嚢が決壊してから逃げたって逃げ切れるわけ無いから。

それは三毛猫頭髪に限ったことじゃなく、華麗に加齢を受け入れて無駄な抵抗(過去にすがりつくこと)をすることをやめることにした。

無理すると色々な面で体力的にさすがに酷だもの。

ただ、風呂で体を流していて、その部分に白髪を発見したときに泡切れが悪いと思い込み、しばらく必死にシャワーを当てていたことだけはわかってほしい、無駄な抵抗。

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*1:昔は今のようにブリーチ剤というものはなく、優勝祝賀会でもないのにビールやらオキシドールなどで髪の色を抜くためにダバダバと頭にかぶっていたことも少なからず影響してると思う。

2010-03-09

地面

ぼくはある日ふっと思った。
ぼくたちが歩いてる地面ってふまれていたくないのかな。
でも、もし地面が泣いたりしたら、地面はびしょびしょになる。
だったら、それって雨がふったあとだよね。
※彼が宿題に「ぼくの考えた詩」として書いていたもの。

親バカって子供を持つ親の特権だと思ってるけど、それは見ていてほほえましい範囲ということはわきまえてるつもりだ。ちなみにバカ親はまったく別のものだと思う。

2010-03-05

蒸れてしまった脳下垂体

会社の決算時期だったり新年度だったりで色々とバタバタしてた。
無駄にバタバタしても立つのは埃だけだったり。

なんとなく落ち着いたので最近のこととか。

  • 2月27日(土)

    • 彼が通う学童保育 *1 の「小」運動会だった。そう「小」運動会
    • 「小」運動会なのだから、保護者が見守る中、子供らが綱を引き合って一番後ろの子供がずるずると引きずられる様や、カゴに玉を放り投げ入れた数を皆でカウントしながら アーっと感嘆の声を上げたり、おでこにバットをつけて15回まわった後、意思に反するその様を見ながら腹を抱えてればいいものだと思っていた
    • 実際には、参加した保護者が子供らと一緒になって競技を行うもので、違う意味で競技が終わるたびに片腹を抱えてしまうほどハードなものだった
    • 脳からの命令は、劣りきっている足腰に的確に伝達されることはなく、その命令が厳しければ厳しいほどにその反動は大きく、つんのめって転倒してしまう激しさに反映されることを実感した日でもあった
    • 翌日、体力の衰えを実感し、通っているジムの年更新に行ったことは言うまでもない

  • 2月28日(日)

    • 筋肉が衰えている部位が悲鳴をあげてるため、寝返りをうつたびに声色を使ったようなかわいらしい声を漏らしながら、布団に包まってた朝
    • 夢の隙間の深淵から断続的に不快な警告音が混ざりはじめ、次の瞬間、強引に現実に引き戻された
    • 剥ぎ取ったばかりの綿毛布を片手に彼女が、「津波がくるってよぉー、津波、津波、さんめーたーだって!」と枕元で「ばーちゃん救出に行かなきゃ!起きて起きて」と頭を乗せていた枕を引き抜かれた
    • 津波に対する警戒音が防災無線で鳴り響いていた
    • 実家は海のすぐ近くで避難地区に指定されている。祖母(実母)を救出に行くんだと潜水メガネを片手に彼も傍らで無駄にはりきっていた
    • テレビでは冬季オリンピックと重なったためか、津波のK点超えを期待するような報道ばかりでうんざりした日だった

  • 3月1日(月)

    • 使い道の無くなった twitte のサブアカウントを iPodtouch のtwitterアプリケーションから削除した
    • 出勤してPC立ち上げて twitterにアクセスして気付いた、メインアカウントも削除してしまったこと
    • 愕然としてあたふたしてたら、色々な方々から連絡を頂いて猛烈に感動して泣きそうになった。むしろ号泣した
    • このタイミングでダイアリーもプライベートモードになっていたらしく、色々とすみませんでした *2
    • ご連絡を頂きました方々、私と気付いて再度フォローして頂きました方々、色々とご心配をおかけして申しわけ御座いませんでした。今後もよろしくお願いします
    • 新アカウントはブリトニー系として勘違いされる可能性が高いようなので、すすんでフォローすることを躊躇してます


*1:授業終了後(長期休暇中は午前中)から、指導員の保育の下、宿題やおやつを食べたり遊びなどをして、仕事を終えた保護者が帰宅するまでの時間を過ごすところ。
*2:iPodtouch のはてなダイアリー編集アプリで下書きを書いてたときに設定が変更しされたみたい。たぶん、でもね、きっと。