2010-08-31

床下の小人たち

先月のことになるけど、7月17日の公開日に「借りぐらしのアリエッティ」を家族で鑑賞してきた。

彼女が飽きずに映画館で作品鑑賞できるようになって「崖の上のポニョ」に続いてジブリ作品2作目。

最終上映時間の 18:20 から鑑賞したが結構混んだ。

あまり書いてしまうとネタバレになってしまうので、たぶん差し支えない範囲で感想など。
    • アリエッティがダンゴ虫を可愛がるシーンは、ナウシカと王蟲(オーム)との関係を垣間見た感じ
    • アリエッティのお父さんが、森で怪我をして助けてくれた一人野生的に暮らす少年スピラーは未来少年コナンのジムシィ的なキャラクター
    • スピラーが同世代のアリエッティを女の子として意識するあたりは、となりのトトロでカンタがサツキを意識するシーンみたいで男の子だった頃の忘れていた感覚を思い出してニヤリ
    • 全体的に平坦な感じ。えっ!もうお終い?と、正直感じたが それはそれで良いと思った
    • アリエッティを含む小人の大きさが対象物と比較した際、全体的に統一されていないように感じて残念だった
    • 最近のジブリ作品では比較的わかりやすい作品だと思ったし、声優陣もハウルの動く城ほど違和感は感じなかった。特に三浦友和は良かった
    • 家政婦のハルさん抜きでは成り立たない作品だと思ったし、ハルさんは樹木希林そのものだと思った
鑑賞後、彼女にアリエッティが作中でしてた洗濯ばさみ型ヘアクリップを買わされたのは言うまでも無い。画像載せようとヘアクリップを探したけど既に見当たらない...

2010-08-30

週末はこのざま

油断してると、エメラルドグリーンした小さな四角いパカっとするものに、細い棒っきれ片手に無意味な戦いを挑んでしまうので、ひょいとつまみあげて車に乗せ、ちょっとしたドライブ気分に浸らせながら、市営の広大な公園へ連れ出して放牧。

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広大すぎて雑草の処理が行き届いていない状態は、最適な課外授業の場所。
飼い猫が日ごろの感謝の意を込めて狩りの結果を連れ帰ってくれるように、捕獲したものを都度報告されたり。

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休憩中のとんぼにことごとく逃げられたり。

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そんな じりりと暑い土曜日の昼下がり。

週末はこのバザー

細君が、小学校のPTA役員だか地区委員会だか学年委員会だか保護者会だかの集まりで役員を決めれない雰囲気に耐え切れず、手をあげてしまったことで小学校行事があるたびに手伝いをしてる。

そして日曜日は隔年ごとに行われているらしいバザー。金曜日の晩に帰宅すると強制的にバザーの準備に連れ出された。
当日は、わたあめ、ポップコーン、カキ氷コーナー担当であったが、私はひたすらにカキ氷の機械に氷を投入するため、大きな氷の塊を子供のこぶし大ぐらいに砕くという荒行担当。
彼がぶら下げていた中に私も狙っていたモノがあったのは悔しかったけど、なんだか嬉しかった。星新一コレクション。30円で入手したらしい。

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その晩、彼と無駄な争いを繰り広げたのは言うまでも無い。

週末はじゃばー

日曜日。

バザーは午前中で終了。
2時間ぐらいで10万円ちょっとだったと副校長先生がほくほく顔で報告。
私は荒行を終えてうまいこと左手が握れなくてしくしく顔。
昼ごはんと買い物を済ませ、ちょいと横になりたくて子供らの強引な誘いをひらりひらりとかわしてたら、我が家の庭を横切るミニチュアダックスフンド。

横切った先の庭木のかどで行き場を失ってぷるぷるしているのを発見。
出来るだけ目線をあわせて声をかけながら鼻先にそっとグーを出して匂いを嗅がせ、安心したところを捕獲に成功。
と、同時に体の割にはご立派なモノから じゃばーっと失禁。
綺麗な毛並みと首輪をしていない、ぷるぷるとじゃばーと、おんもの空気に慣れていないことから、室内で飼われているものと判断。
必死に抱っこさせてとねだる彼女を華麗にかわしながら、びびりー犬を抱っこして近所を訪ね歩くことに。
はじめての場所とか見慣れない場所とか刺激が強いのか、そのたびにじゃばじゃばーと失禁。
ハンドタオルで手だけを拭くのが精一杯で、この際Tシャツと短パンは考えないことに。
彼がはりきって、近所のベルを鳴らして迷子犬について聞きまわっている姿に成長を感じたり。

そんなこんなで炎天下、犬の体温とびびりおしっこでじゃばじゃばな状態で歩いていたら、これみよがしにイチョウマークを貼った軽自動車がタイヤを鳴らして行く手を阻んだ。

「犬!」
運転席から、助手席側の我々に叫ぶ80歳ぐらいのご婦人。
「犬?」
両手がふさがった状態で、アゴで犬を示す仕草をする汗と尿にまみれた40代の男性。
「そー!その犬!」
「あー!この犬!」
ご婦人は助手席のドアをあけて「犬、ここに!」
「あー!犬、そこに!」
助手席に無事に乗せて尻尾を振っているびびりー犬に「よかったね」声をかけるも、「早くドアを(閉めて)!」ピシャリとご婦人。
ガリリっ!とDレンジにギアーを入れ助手席にむかって罵詈雑言を浴びせながら去っていった。

それを呆然と見送る汗と尿まみれな40代の男性。
「よかったじゃん、飼い主見つかってさ」と彼女。
「風呂にでも行こうぜ」と彼に言われて近所の健康ランドに向かうことにした。

しばらく びびりー犬の体温と重さが残った日曜の夕方。

2010-08-01

羽音に包まれて

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いいかげん車を運転してるときは、写真を撮るのをやめようと忘れた頃に思い出すのだが、会社からの帰り道、三つ先の信号まで綺麗に並んだ車の列をぼんやりと眺めていたら、その先でまえならえの号令をかけるようにいかずち一閃。車の縦列が動きだしあたふたとしながら、咄嗟に助手席に手を伸ばしてシャッターを切るもタイミングはあっているもののピントはどこかに消えてた。*1

昼休み。ちょいと車を走らせて会社近くの緑地公園へ。
ほぼ一日の大半、格子状の中に描かれた数値とガンたれ対決しているので、殺人的な暑さでも出来るだけ表に出て光合成を行うようにしている。
カメラ片手に遊歩道を散策していて、毒々しいキノコを目にしてしまうと思わず誘われるように藪の中に突入してしまうことも多々ある。

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はたと気づいて左腕に目をやれば、そこに満面の笑みを浮かべて食事をしているつま先立ちした彼女 *2。親の敵が如く容赦なしに叩き潰すと、彼女から流れ出るおびただしい血の量。休火山が活発に活動をはじめるように猛烈な痒さを覚え、掻きだして数えてみれば11箇所。そんな既婚の妊婦さんにモテモテだった昼休み。

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今日のフレグランスは残暑にふさわしい液体ムヒの香。


*1:遠くのタテのスジがソレ。一応ソレ。
*2:藪蚊。