2010-08-30

週末はじゃばー

日曜日。

バザーは午前中で終了。
2時間ぐらいで10万円ちょっとだったと副校長先生がほくほく顔で報告。
私は荒行を終えてうまいこと左手が握れなくてしくしく顔。
昼ごはんと買い物を済ませ、ちょいと横になりたくて子供らの強引な誘いをひらりひらりとかわしてたら、我が家の庭を横切るミニチュアダックスフンド。

横切った先の庭木のかどで行き場を失ってぷるぷるしているのを発見。
出来るだけ目線をあわせて声をかけながら鼻先にそっとグーを出して匂いを嗅がせ、安心したところを捕獲に成功。
と、同時に体の割にはご立派なモノから じゃばーっと失禁。
綺麗な毛並みと首輪をしていない、ぷるぷるとじゃばーと、おんもの空気に慣れていないことから、室内で飼われているものと判断。
必死に抱っこさせてとねだる彼女を華麗にかわしながら、びびりー犬を抱っこして近所を訪ね歩くことに。
はじめての場所とか見慣れない場所とか刺激が強いのか、そのたびにじゃばじゃばーと失禁。
ハンドタオルで手だけを拭くのが精一杯で、この際Tシャツと短パンは考えないことに。
彼がはりきって、近所のベルを鳴らして迷子犬について聞きまわっている姿に成長を感じたり。

そんなこんなで炎天下、犬の体温とびびりおしっこでじゃばじゃばな状態で歩いていたら、これみよがしにイチョウマークを貼った軽自動車がタイヤを鳴らして行く手を阻んだ。

「犬!」
運転席から、助手席側の我々に叫ぶ80歳ぐらいのご婦人。
「犬?」
両手がふさがった状態で、アゴで犬を示す仕草をする汗と尿にまみれた40代の男性。
「そー!その犬!」
「あー!この犬!」
ご婦人は助手席のドアをあけて「犬、ここに!」
「あー!犬、そこに!」
助手席に無事に乗せて尻尾を振っているびびりー犬に「よかったね」声をかけるも、「早くドアを(閉めて)!」ピシャリとご婦人。
ガリリっ!とDレンジにギアーを入れ助手席にむかって罵詈雑言を浴びせながら去っていった。

それを呆然と見送る汗と尿まみれな40代の男性。
「よかったじゃん、飼い主見つかってさ」と彼女。
「風呂にでも行こうぜ」と彼に言われて近所の健康ランドに向かうことにした。

しばらく びびりー犬の体温と重さが残った日曜の夕方。

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