2010-06-09

絆から生まれる愛の形

見事に積みあがってしまった映画DVDの山。
ここ最近約一日一本ペースといい感じで山の切り崩しに成功している。

そんな先週ぐらいとかに観た作品とか感想とか。まとめてみたら見事にほぼアクション映画ばっかりだったりとか。...とかね。



  • 色々な思い入れが強すぎて観るタイミングに困っていた。ただ 6月13日までには観ておきたかった。そんなこんなであえて軽めな感じで...
  • 一年前の日本公開日にプロレスラー三沢光晴が事故で亡くなった。ミッキー・ローク演じる主人公ラムがエルボーパット装着具合を確かめる仕草や、三沢がイメージカラーとしていた緑色のロングタイツを穿いていたりするところは辛うじて5カウント内。
  • プロレスは真剣勝負じゃないと言われるけど、色々な意味で体(身体)をはった真剣勝負だと証明した作品だと思う。
  • 個人的には、ラムが生活のためにバイトをしているスーパーで厨房に向かって透明なカーテンをくぐるシーンと、ラスト間際に引き止めるマリサ・トメイを振りきりリングに向かってのびる花道へのカーテンをくぐるシーンの対比が良かった。
  • ちなみに娘役のエヴァン・レイチェル・ウッドはマリリン・マンソンの奥さん。




  • 初めての海外旅行先で誘拐された娘を救出するためにお父さんが大活躍する作品。ちなみに96時間というのは誘拐され人身売買されるまでのタイムリミット。
  • 仕事一辺倒のお父さん。気づいたときには家族が無し。という「レスラー」にも通じる内容。レスラーのお父さんはだらしなくて娘に愛想を尽かれてしまうが、元CIA工作員のお父さんは娘のためにパリの街を灰にするほどの容赦ない行動をする。
  • ドリフ大爆笑の「もしもコーナー」で「もしもジェイソン・ボーンがお父さんだったら」という感じだ。
  • 終盤のシーンでは007みたいと思って観てたら、お父さん(リーアム・ニーソン)は007の候補者だったらしい。なるほど、なるほど。
  • アクション映画としては十分すぎるほど面白かった。



  • 主演のクライヴ・オーウェンは、ボーン・アイデンティティで殺し屋、シン・シティ(ビッグ ファット キル)のドワイド、インサイド・マンでは銀行強盗のリーダーと、どちらかといえば派手さはないが渋さが光る好きな俳優のひとり。モニカ・ベルッチ目当てで観たわけではたぶんきっとない。
  • シン・シティの続編として観れるかもしれない。
  • ひょんなことから、生まれたばかりの赤ん坊を謎の集団から守る羽目になった子連れ狼、いや、ど派手な銃撃戦とモニカ・ベルッチも出演(でて)いることから、子連れドーベルマンと表現すべきか。
  • 曲芸じみたガンアクション、連続するありえない展開、娯楽映画として深く考えることなく素直に楽しめた。とりあえず鑑賞後にはニンジンを食べたくなること必至?




  • 五人組のエグザイル。ただしヴォーカル&ダンスユニットではなくギャングユニット。香港ノワール。
  • でてくる役者達の台詞、仕草、ジョークなどが理屈抜きにカッコイイし映像もたまらない。
  • 六発でフル充填となる回転式拳銃に弾を込める。それを見ながら十二発フル充填の自動式拳銃のマガジンから六発抜き落とす。タイブレークで六発対六発の銃撃戦が始まるとか、いちいちカッコイイ。
  • 古くは「男たちの挽歌」、最近だと「インファナル・アフェア(三部作)」を観ると、そろそろ日本映画も本腰を入れて真剣に作ってほしいと思って仕方が無い。いつまでも不良漫画が原作じゃ~ ねぇ~
  • 昨日、新作を承知のうえで「天使の眼、野獣の街」を手にしたのは言うまでも無い。
  • (姉さん、ありがとう)




  • 主演のジージャー・ヤーニンが四年の訓練をした後、撮影に二年を費やした映画。
 ジージャー・ヤーニン - Wikipedia
幼い頃は体が弱く、体力をつけるために11才でテコンドーを習い始める。12才で黒帯を取得、14才でインストラクターになる。1996年のバンコク・ユース・テコンドー大会では金メダルに輝き、翌97年には国家が育成するテコンドー強化選手にも選ばれている。
  • ヒロインのジャージーはアクションは勿論だが脳の発達障害を持つ演技も素晴らしい。
  • 中ボス?でカポエラ使いが出てきたとき小躍りしてしまいそうになった。それは次の日に中島らも「超老伝」を再読するほど。
  • CGやワイヤーアクションに頼ることなく、まさに出演者全員が体をはっている映画。阿部寛は尻を出しているところが唯一体をはっていたとこかな。
  • アクション映画の出来を左右するのは、脇で活躍するスタントマンの力量によるものだということを実感した。技を引き出して引き立たせ、対戦相手をいかにして「魅せる」ことができるか、その受身の力量が勝敗以前に試合の出来を左右する。先述の「レスラー」にも通じる部分だ。

アクション映画というジャンル中心であったが、色々な絆によって生まれる愛の形も観ることが出来て楽しめた作品群だった。


\ 今週はがんばって恋愛モノ週間にするよ / 
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4 件のコメント:

  1. 引用スターまみれにしてしまいすみません!いやー語り明かしたいラインナップですね。

    こちらこそ「エグザイル」ありがとうございました。おススメして実際観ていただけるととても嬉しいです。「レスラー」の影響が他の作品にも響いてて興味深いレビューでした。

    しゃろんさんは強く?否定してますが、私はよくモニカ・ベルッチ目当てで観ますよ!
    ああいう女の人に弱いです。エマニュエル・ベアールとか。

    恋愛週間楽しみにしてます♪

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  2. 雨さん、コメントとあふれんばかりの引用スターありがとうございます(笑

    うん、いや、モニカさんは大好きです。けど、なぜ邦題にわざわざ「モニカ・
    ベルッチの~」って入れるのかなって思います。
    セクシー女優さんなんで仕方がないのでしょうけど。

    恋愛週間なんですが、「郵便配達は二度ベルを鳴らす」と「彼が二度愛した
    S」って気づけば、それはサスペンスモノ。

    ということで、恋愛モノを探す旅に出かけてきます。

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  3. 初めて書き込ませてもらいます^^
    見事にアクションものばかりですねw
    全部気になってたものばかりなので今度見てみます♪

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  4. chimere13さん、コメントありがとうございます。
    うん、見事にアクションもの週間でした 笑
    エグザイル/絆が一番のお奨めです :)

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