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2010-11-09

便利とはつまらぬもの

優に10万キロを越す走行距離を誇る社用車が、エコカー補助金終了の噂が流れ始めた微妙な時期に車検切れを迎えることになった。色々と調整し検討した結果、廃車することで話をまとめるも、鶴(ボス)の一声であっさり覆された。社会貢献の一環として、その時期に世間を騒がせていた車を選択することになった。ディーラーに納車時期を確認したところ、米国でのリコールで大変だったわりには 2ケ月ぐらい要するとの事。エコカー補助金を期待しない方向で、急ぐことなく年内納車ぐらいで考えることにした。

エコカー補助金が明日々終了するタイミングでディーラーから相談を受ける。10万キロ超を走破した13年選手を下取りした条件で再見積したいとの事だった。補助金終了後、かなり厳しい販売状況が見て取れるほどの再見積もり提示額、それは破格値だった。

先週末の まず、マットを敷き詰めた後、 そぉーと納車時間にあわせて出社し、簡単な説明を受けた後、鍵を受け取り、給油という名の試乗インプレッションのためにそそくさと座席をあわせながら、轢かれてるまでは轢かれたこと自体に気づかないでだろう、その静寂なエンジンに鞭を入れる。大半の操作はボタンでパーキングもレバー操作ではなくボタン。慣れないと十分に危険。そんなボタンやスイッチに囲まれた空間は、さながらエンタープライズ号な感じ。インパネまわりの樹脂成形部品は表面造形まで凝った造りで高級感があるが、無機質でシンプルな部品との組み合わせバランスが悪いところが目立ちちょっと残念。モードを切り替え、アクセルを踏み込むとカタログ数値以上の気持ちのいい走りをする。エンジン音が無いに等しいので微かな風切り音、路面のギャップを拾う音による不思議な体感的スピード感覚。

総合的に十分に「いい車」だ。レオナルド・ディカプリオが大人買いしてしまうことは理解できる。
ただ、私にとってはいたれに尽くしのいい車すぎて、「頭の中の宝くじが当たったらリスト」は更新されなかった。ちなみ、このエンジンとほぼ同じ構造で、初のハイブリットエンジン「アクティブハイブリットX6」を搭載したモデルがBMW X6に存在する。60km/hまではEV走行可能とのこと。

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車に限らず、多少不便に感じることが色々と楽しめる気がする。逆に不便と感じたら、それを楽しむぐらいの余裕を持ちたい。要は楽しみ方の問題ということなのだが。

2010-11-02

赤いさそりの美女

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昨晩のダイノジ大谷の怖い話に、出産間近のような奇声をあげている細君と、その隣に張り付いて観ている彼の後ろで、「なんだかんだ言っても一番怖いのは生きている人間だよ」と言ったところで聞き耳持たぬ二人に舌打ちしながら、広げた新聞に「フィアット、アバルト 695トリブートフェラーリの受注を開始」の一面記事。「まぶしすぎるぜ こんな衝撃 ショック!ショック!ショック!バージンショック!」と思わず口ずさんでしまったほどに処女的衝撃!(byシブがき隊)。

私の車遍歴においてフィアットに占める割合は、健康診断での総コレストロール値なみに高い数値を示す。

20代のはじめぐらいにフィアット124スパイダーという真っ赤なオープンカーを手に入れた。さすがに通勤用の足にすることは色々と大変だったので、同時期にフィアット131レーシングという、これもちょっと古い希少な車を手に入れたが、この2台は通勤用としての足いや箸にも棒にもかからぬ、ちょくちょくエンジンもかからぬ車だった。結局、1年車検の残っているジムニーを先輩から自動車税と名義変更費用で譲り受けて通勤用にした。
この124と131には、アバルトの名を冠するホットモデルが存在した。アバルトの創始者カルロ・アバルトの誕生月の星座であるサソリのエンブレムに憧れたものだ。(この憧れから後年アウトビアンキ・A112アバルトという車を手に入れることになるのだが)

この間、地中深く埋めたはずの車への想いは BMX X6によって、まんまと心脅されて心躍らされてしまったこともあってか、「頭の中の宝くじが当たったらリスト」が自動更新を知らせてくれた。

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桃屋のソレが超品薄でもエンブレムだけでごはん何倍もいけちゃうと思うな。

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あっ、とりあえず参観日に出かけて来ます =3

2010-10-28

宝くじに夢見がち

本社まで片道400km弱。

特別なことがない限りこの距離を社用車でひた走る。残念だがファラ・フォーセットは同乗することはない。ここ最近は月イチのペースでこの距離を上って下って、ごくまれに下ってしまってパーキングのトイレに駆け込んだりする。

移動時間は5時間弱。

出張の移動だけで往復10時間弱を消費する。これは1日24時間のうち6時間を睡眠時間と考えると活動時間の55%強をこの移動に充てることになり、日本人男性の平均寿命を80歳とした場合、生涯のうちで本社出張のために移動する時間は... などと無駄に発意してしまうと、意地悪に設置されたオービスに一瞬視覚を奪われるほどのフラッシュをたかれ、生涯のうちで幾度目かの後悔ランキングを最新のものに更新する結果になるので注意したい。

基点から下り360km弱。

牛タンの赤いのぼりがはためきアイパッチをしたご当地キャラが目立ち始めたサービスエリアに乗り入れた際、ちょいと腰高でグラマラスボディの持ち主に遭遇。魅力的なヒップラインに「X6」のエンブレムを備えていた。

BMWx6

車の免許を取得してから、しばらくの間、ちょっと古くて個性のある様々な外国車ばかり乗り継いだ。そんな盛んな頃、BMW(べーんべー)は特定の古いモデル(2002(マルニ)、3.0CS、初代6シリーズ)にしか興味がなかった。「わかりやすく言えば俺らは右だ」という一生消えることの無い様々なものを背負ってしまった友達や、やはりソッチ系の知人らが燃費の悪さを毒づきながら5シリーズのシートに座り、重心をドア側に預けて運転する様などを見て、自分の中で勝手に下品なイメージを作り上げてしまったからだと思う。もちろんBMWに罪はない。

最近フランス映画を観てるとBMWがやたらとかっこいい。フランス映画じゃないとダメ。フランス映画限定。「あるいは裏切りという名の犬」だったか「やがて復讐という名の雨」だったか「いずれ欲望という名の闇」だったかは、定かではないがBMWがかっこよかった(それ以上にアルファロメオは当然かっこよかった)。純粋なフランス映画ではないが「トランスポーター」に登場する7シリーズも然りだ。

だが、10年前の結婚を機に自然と興味関心事は車から、家族・子供らへとパドルシフトした。車に対する関心事は地中深いところに埋めて、それ以上の関心をあえて抱こうとしないようにした。


伊藤園の韃靼そば茶で喉を潤しながら、ちょいと周りをうかがって、五十音の「は」行を順にため息混じりに吐き出しているのに気づいて頬を赤らめながら、「X6」をぐるぐると反時計周りにまわって、チリの鉱山落盤事故で地下700mからの救出された作業員のように車に対する興味関心事が湧き上がった15分間。10年ぶりぐらいに心躍らされたスポーツ・アクティビティ・クーペ。実車を見て素直にいい車だと思った。

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色気の無い社用車に乗り込みセルをひねりながら、頭の中の宝くじが当たったらリストに「BMW X6」と付け加え、あらためて手っ取り早く夢を買うことが出来る宝くじの効力を実感した先週末。
しかし宝くじは買わないと当たらない。

2009-11-05

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五感で感じる楽しみ


昨日一昨日のニュース記事。
<トヨタ>F1今年限り撤退 日本勢ゼロに
トヨタ自動車は、自動車レースの世界最高峰、フォーミュラワン(F1)から今年限りで撤退する方針を固めた。4日午後、豊田章男社長が東京都内で会見して発表する。トヨタは02年にF1に参戦。当初は12年まで継続する方針を示していたが、世界不況により2期連続の赤字となる見通しで、これ以上の費用負担は難しいと判断した。

F1を巡っては、ホンダも昨年限りで撤退しており、日本の自動車メーカーが完全撤退することになる。
表示できません - Yahoo!ニュース

ルノーもF1撤退検討=パリで緊急会議-英BBC報道
報道によると、ルノーは(1)参戦継続(2)完全撤退(3)エンジン供給のみの活動継続-を選択肢に入れているとしている。会議にはF1チームのベル代表らも出席したが、討議への参加は認められなかったという。
時事ドットコム

赤いのぼりが目印的に車好きについて色々と書き綴っているが、「F1」ってことになるとほとんど観戦しない。

たぶん、女性の好みは?と聞かれ、アンジェリーナ・ジョリー ...いや、、ジェシカ・アルバ...じゃなくて、あっ吉瀬美智子...、北川景子かなぁ? ...と出来るだけ現実的でなるべく身近な存在として考えるのとそれはちょっと似ていて、市販車の原型をとどめてる車の方が現実的だと考えるからだ(DTMとかWRCなど)。

経済的な面が撤退の一番の理由とのことだが、今後、参戦中の企業にとって経営環境以外に、地球規模での環境問題に対し配慮をしなければならないという難題も待ち構えている。

将来的にフォーミュラカーも環境に配慮したハイブリット車、電気自動車などに移行していくのだろうか。F-1 グランプリじゃなく、E-1 グランプリとか。


以前、取引先商社の営業担当と昼食を共にしていたときのこと。
事前に彼が F-1の熱烈なファンであると耳にしていたので、私は「F-1のどんなところが好きなの」と口にするとほぼ同時に、彼は持っていたノート型PCを素早く開いた。
後に昼休みという 1時間の重要性について再認識し後悔した瞬間だったと言える。
開いたノート型PCのモニターを細かな水滴で汚しながら、様々な画像を見せて説明してくれた。
突然クシャミでもしたのかと、思わずびっくりしてしまった有名ドライバーに関すること、鼻につきっぱなしの日本GPに行ったときの話などだったが、私は熱弁をふるう彼の口角の両端に発生した球状の泡が、髪をセットする際の目安として記載している大きさにいつ達するのか、一番興味を惹かれていた。
彼は、マシンの発するエグゾーストノートについて更に熱く語り、開いたノート型PCでマシン別のエグゾーストノートを聞かせてくれた。わざわざ聞かせてくれた。
五感(ごかん)とは、動物やヒトが外界を感知するための多種類の感覚機能のうち、古来からの分類による5種類、すなわち視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚をさす。この伝統的な分類を前提として、人間の感覚全体を指すために「五感」という表現が用いられる場合もある(「五感を鋭くする」など)。
五感 - Wikipedia
先述のようにフォーミュラマシンが、環境に配慮したマシンに様変わりしていった場合、特有のエグゾーストノート、ガソリンの匂い、焼けたオイルの匂いなど無いに等しいものになってしまうのだろう。

短絡的な話で申し訳ないが、物理的な音が(ほとんど)しない静かなレース場ということになる可能性もある。
唯一の音は、タイヤのスキール音や、クラッシュした時って事になるけど、そんなレース場ってなんだか嫌だな。

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2009-11-03

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摂取アルコールと麻酔効果


10年ほど前までは車が好きで主に外国車ばかり乗り継いだ。

自動車免許を取得してから、約10年間は年毎に車を替えている計算が成り立つかもしれないほど。

実際にはそれ以上かもしれないし、それは当時少なからず関係を持っていた女性の数のほうが上回っていたかもしれない。

そんな 20歳の頃に「SAAB(サーブ)」という、スウェーデン出身の彼女とお付き合いすることになった。

高校時代にアルバイトしていた洋服店の店長が、突然自身が乗っていたSAABを格安で譲ってくれた。
名義変更を待たずに店を畳んで行方をくらましたことから、結果的にその訳を知ることになった。

SAAB (サーブ) は、スウェーデンの航空機メーカーである。社名は Svenska Aeroplan AB(スウェーデン航空機会社)に由来する。
かつては自動車も製造していたが、自動車部門は現在はゼネラルモーターズの100%子会社のサーブ・オートモービルとなっている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/SAAB
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手にした時点で3年落ちだった。
当時の写真は残念ながら無いが、上段のホイールを履いていて、中段の形をしていて、下段の色をしていた。更にマイナーチェンジしていたモデルで、申し訳なさそうな控えめなフロントスポイラーとリアウィングが付いていた。(めんどくさい(笑))

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排気ガスを利用する過給器がひとつ奢られていて、エンジンがその域に達すると彼女はソプラノ音域を奏でながら、運転手の頭を後方に車体を前方に、馳浩のジャイアントスイングの勢いで放り出だしてくれた。

エンジンスターターは、フロアATギアボックス後方のコソールボックスにあって、ウィンドー開閉スイッチやドアロックスイッチも集約していて気に入っていた箇所(現行もだと思うけど)。

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それとエンジンフードの開き方も独自で、運転席側から前方へ開くのだが、一旦前方へ50cm程スライドさせてから、バコッてな感じで開く方式だった。始めてそれを見る人は、とりあえず「おぉっ」っと感嘆の声をあげてしまう程に無駄で大げさな開き方だった。

前にメルセデスの500SLを知人から借り出した時、わざわざ信号待ちで電動でオープンさせてみるような感じで、ガソリンスタンドで給油中に、さもエンジンルームを点検する振りして無駄で大げさに開いてスネ男な気分を味わっていた。

恥ずかしい過去の出来事について、定期的に棚卸している訳では無いので正式な数は把握していないが、これは確実にその一つであると断言できる事柄だ。

そんな蜜月な日々を過ごしていた彼女と突然に別離した。
私の一方的なわがままな事情で、彼女をえらく傷つけてしまったことが原因だ。それは物理的なもので、取り返しのつかないこと。

その日は、初冬だと言うのに夏の強い日差しのような不自然な白い光が、眩しくて目を覚ました。
そこには女性看護師さんが二人して顔を覗き込んでいる。その顔は共に逆さまだった。
額を人工的に冷たいものが忙しく右往左往していた。
「結構な量が入ってる場合は麻酔しても効果がないから覚悟してください」と言い放って、むんずと額と顎を手で押さえた。
次の瞬間、額一部分の皮下を少なくとも熱い激痛が5往復はした。

それは20数年前の11月3日の出来事。毎年必ず思い出すことの一つ。
今も街でSABB車とすれ違うたびに心の中で密かに詫びてたりしている。

 
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2009-09-04

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イモト(空目)にドングリを見つけられて

10年ほど前までは、「車」はライフスタイルの一部だった。
丁度、2度目の結婚とともに取り巻く環境の変化によって、そのライフスタイルと言う言葉自体を忘れることにした。

「車」に対する思いも、心の奥底ブラジルに届かんばかりの穴を掘って、埋めた。大きな石(意思)を乗せて更にその上に土をかぶせてやった。
ただ、将来余裕が出たときのために、目印のドングリをその上に乗せておいた。

前のブログでも散々「車」について書いたが、逆に書けない車がある。
あえて避けている「車」がある。厳密には自動車メーカーか。
前のブログでもずっと下書きに入りっぱなしだった。
腐る前にと何度目かの蔵出し。

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アルファ・ロメオ - Wikipedia 

そう腐ってもアルファ。
フェラーリの創設者であるエンツォ・フェラーリは、1920年代から1930年代にかけて、アルファ・ロメオのレース部門のドライバーであった。後にエンツォ・フェラーリは独立してフェラーリ社を設立した。後年、彼は自分の名を冠した車でアルファ・ロメオ車に勝利したとき、「私は自分の母親を殺してしまった」という複雑な感慨を周囲に漏らしたというエピソードは有名。

日石 ダッシュレーサー100 CM「~すぅぱぁー ひゃくぅっ~」でちょっと有名になったジュリア・スーパー。

 
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私にとってアルファ・ロメオは、いち自動車メーカーとして括ることは出来ないし、形容し難いし、旨い言葉も見つからない。
実際に乗ってみて、何かを感じ、何らかの影響を受けたってことで、それは今でもアルファ・ロメオという自動車メーカーを好きだと言うことは、確かなこと。
よって、この際思い入れやらウンチクについては割愛ってことで。笑

この間、そんなアルファ・ロメオに目印のドングリを見つけられた。
フィアット、150台限定の「アルファロメオ ミト“イモラ”リミテッド エディション」
 
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MiTo IMOLA Debut
1.4リッターに 18インチなんか履かせたらバタバタするだろうな。って左唇の端をあげて思わずニヤリ。「コルサ イエロー」なんか、街中じゃ目立ってしょうがないじゃないか。って右唇の端をちょいとあげてニヤリ。とニヤリ顔は続く。

初恋から20年来思い続けている相手(彼女)は、同い年のアルファロメオ ジュリア クーペGT1300 ジュニアちゃん。
出来ることなら、そんな彼女と余生をともにしたいを願ってる。
最近その気持ちはとみに止まない。彼女の写真はあえて載せない。切なくなるから。

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ちょっと反省してサンダルで垂直とびを 60cm以上飛べるよう練習してくることにする。
そんな収集がつかない気分。