2010-10-27

ぬかるんでる足元ばかり見ていられない

主張する縦、確固たる横、そこに生じた隙間を自由罫線でうまい具合に結び、年度末に向けて皆で揃って合唱できるように奮闘したりしている。先の文末部分は私の仕事について子供に聞かれた際に説明しているほぼその内容。それと人に関する事柄についてもちょいと携わっている。

ジリリとした日差しに痛さを覚える頃。ホルモンと細菌と皮脂の激しい戦いが繰り広げられている額の下、明日を見据える凛とした二つの眼を持つ若者たち。話のきっかけに両親の年を聞いて安堵の念を抱きながら、両の手を右に左に動かして右に左に工場を案内する。
いい加減聞き飽きるぐらい残暑と連呼される頃ぐらいから、見たことのある若者らが次々に会議室に案内されていく様をパーテーションの隙間から覗き見する。
覗き見というとなんだかいやらしい表現なのだが、隙間から見る行為を的確に表すと覗き見になるのだから覗き見で問題ないと思うが、それ以前に覗き見がいやらしい表現ではないとすればその時点で何ら問題ないことだ。

事前に配られた履歴書と調査書に目を落とした先に機械設備オペレーター希望の女子。3年ぐらい前に男女雇用機会均等法なる法律が施行されたとはいえ4勤2休で3交代勤務の職種。明確にしていない企業側にも責任があると反省するもそこは普通は男子ばかりの職種。成績優秀で1~3年まで欠席は1日。とはいえ、筆記試験でCSの巨人打線のように期待された結果を出せず、適正試験の結果はほぼ白紙で面接の順番調整してこれをやり直し、「私の将来」なる題の作文で将来は声優になることが私の夢、声優になって様々な役柄をこなしたいと400字詰め原稿用紙2枚半程度にまとめ上げ、面接ではネガティブシンキングだと自己主張し、長き間会社での時間を共にした者たちのその顔は初めて見る表情ばかりでなんだか得した気分になった。

と、いうことで長々と書いたけど明日も面接試験です。

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2010-10-26

犬の力(上下巻) - ドン・ウィンズロウ



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メキシコの麻薬撲滅に取り憑かれたDEAの捜査官アート・ケラー。叔父が築くラテンアメリカの麻薬カルテルの後継バレーラ兄弟。高級娼婦への道を歩む美貌の不良学生ノーラに、やがて無慈悲な殺し屋となるヘルズ・キッチン育ちの若者カラン。彼らが好むと好まざるとにかかわらず放り込まれるのは、30年に及ぶ壮絶な麻薬戦争。米国政府、麻薬カルテル、マフィアら様々な組織の思惑が交錯し、物語は疾走を始める―。

昼休み、食事以外の45分弱はたいていの場合読書に割りあてる。この時間を急かした本はなんとなく数えることができるが、この上下巻は食事も急かした作品。最近だと「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」以来。読了後に「ミレニアム2 火と戯れる女」を求めて書店に行った際に「このミステリーがすごい!海外編」に惹かれて手にとってレジに向かった作品。(ミレニアムは楽しめたが登場人物の多さと聞きなれない人物名に疲労困憊気味だったのは正直なとこ)
裏切りにつぐ裏切り、そして裏切りの果ての報復という殺戮と暴虐。
めくってすぐの巻頭見開き2頁におよぶ主な登場人物は容赦なく次々と消えていく。
思わず感情移入してしまったヘルズキッチン育ちでふとしたきっかけで、あれよあれよという間に殺し屋となってしまったカランが生き残ることを祈りながら、上下巻を数週間かけて1000頁をめくりあげた。最近では珍しく是非映画化してほしいと思った作品。

わが魂を剣から解き放ちたまえ。わが愛を犬の力から解き放ちたまえ。

2010-10-25

靴下の行方

彼の片方の靴下を探していて無駄に労力を使うことを足の裏と踵にありありと刻まれた活動の証を見てやめた。しかし残された片方の靴下が不憫でならない。

この時期、はたと気づけばそこかしこ黒とオレンジ色に侵食されていく風景。いやオレンジ色したかぼちゃを目にして、もうそんな時期かと思わせるぐらいにクリスマス、バレンタインデーに次いで急速に浸透した西洋文化。いいとこどり的な西洋文化。

以前にブログでも書いたことがあるハロウィンに関すること。エイプリールフールは嘘をついてもいい日。ハロウィンは仮装してもいい日。だが年齢的にいい大人なので仮想することにしたが、片方の靴下の寿命を全うさせてやろうとプチ仮装。昨年は「カオナシ(千と千尋の神隠し)」、今年は一応流行りを意識してみた。

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ここに書いている、これを撮っている姿は決して想像しないでほしい。
それは非常に恥ずかしいことだから。