2010-06-29

不器用な夜の雨音

IMG_1489

先週末、レンタルビデオ店で増村保造監督あたりをウロウロしていたとき。
店内に流れる有線の歌声を耳にして思わず家路に急いだ。
家に着くなり声の持ち主と「アカシア」をキーワードに検索窓入力。
リードトラックとなるチバユウスケをフィーチャーしたタイトル曲「ACASIA;」は、そんな作品の象徴的ナンバー。激しいギターとオーケストレーションと電子音、モチーフである「アカシアの月」をテーマに、胸の奥深くに刺さる切ないメロディが、激情ほとばしるチバのヴォーカルと融合することから生み出された楽曲は、まさに必聴。
ポップなトラックとセンシティブなメロディが織り成すQサウンドと、感情がダイレクトに伝わる個性的な男性ヴォーカルという、未だかつて体験したことのない音楽の新たな邂逅に期待が高まる。

チバユウスケ(The Birthday)ら豪華男性ヴォーカリストが多数参!Q;indiviのニュー・プロダクト、Q;indivi+が6月23日にアルバム『ACACIA;』をリリース!! | WeROCK City

D

チバヴォーカルを前面に出してしまうことはある意味で冒険だと思う。
土俵際で辛うじて踏みとどまってるギリギリな感じだ。
それを魅力としてるのかも知れないが私は魅力は感じない。
とは言え惰性でポチってしまったのは事実なのだけれど。

正直、コレどうなのかな?って感じは否めない。


もうひとつ、ちょっと気になる映画「ACACIA(アカシア)」。

  D

辻仁成監督でアントニオ猪木初主演。

正直、コレはコレでどうなのでしょうかって思う。

最後に「アカシア」と聞くと幼い頃の冬時期を思い出す。
ちょっと遅めの朝食後、コタツに首まで漬かってミユキ野球教室を見ていると、母が巾着袋を作る勢いで容赦なくコタツ布団をテーブルの上にあげ始める。いわば掃除機をかける合図だ。
コタツ布団が落ちないように座布団を載せ終えると「アカシアの雨がやむとき(西田佐知子)」のレコードに針を落とし、掃除機の騒音に負けないぐらいの大音量で流し始める。
ネコと二階に上がる階段の中ほどまで追いやられ、サビを迎えるあたりで掃除機とレコードの音量をも凌駕し熱唱する母親のオンステージをただぼんやりと眺めている、それは日曜午前中の風景だった。

お陰で大手を振って酒場に行ける年頃になると「アカシアの雨がやむとき」は私のカラオケの十八番となった。
年齢と風体とのギャップからハズし曲として評判はいい。勿論、それは今も変わらない。
若い子らとカラオケに行った際は、AKB48、エグザイルなどの間にエントリーしてドン引きテロを企てている。

正直、ソレはソレでありかなって思ってる。

  D

2010-06-20

雨しずく

久しぶりに本妻(OLYMPUS SP-570UZ)を雨上がりに連れ出してみました。
接写具合がいい感じです。

P6200015

P6200029

P6200014

P6200018

P6200013

P6200023

P6200022

P6200020

P62000140

P6200019

P6200033

P6200011

P6200009

P6200007

2010-06-09

緑肥ゆる刻

IMG_1431



IMG_1419

IMG_1422

IMG_1415

IMG_1412

絆から生まれる愛の形

見事に積みあがってしまった映画DVDの山。
ここ最近約一日一本ペースといい感じで山の切り崩しに成功している。

そんな先週ぐらいとかに観た作品とか感想とか。まとめてみたら見事にほぼアクション映画ばっかりだったりとか。...とかね。



  • 色々な思い入れが強すぎて観るタイミングに困っていた。ただ 6月13日までには観ておきたかった。そんなこんなであえて軽めな感じで...
  • 一年前の日本公開日にプロレスラー三沢光晴が事故で亡くなった。ミッキー・ローク演じる主人公ラムがエルボーパット装着具合を確かめる仕草や、三沢がイメージカラーとしていた緑色のロングタイツを穿いていたりするところは辛うじて5カウント内。
  • プロレスは真剣勝負じゃないと言われるけど、色々な意味で体(身体)をはった真剣勝負だと証明した作品だと思う。
  • 個人的には、ラムが生活のためにバイトをしているスーパーで厨房に向かって透明なカーテンをくぐるシーンと、ラスト間際に引き止めるマリサ・トメイを振りきりリングに向かってのびる花道へのカーテンをくぐるシーンの対比が良かった。
  • ちなみに娘役のエヴァン・レイチェル・ウッドはマリリン・マンソンの奥さん。




  • 初めての海外旅行先で誘拐された娘を救出するためにお父さんが大活躍する作品。ちなみに96時間というのは誘拐され人身売買されるまでのタイムリミット。
  • 仕事一辺倒のお父さん。気づいたときには家族が無し。という「レスラー」にも通じる内容。レスラーのお父さんはだらしなくて娘に愛想を尽かれてしまうが、元CIA工作員のお父さんは娘のためにパリの街を灰にするほどの容赦ない行動をする。
  • ドリフ大爆笑の「もしもコーナー」で「もしもジェイソン・ボーンがお父さんだったら」という感じだ。
  • 終盤のシーンでは007みたいと思って観てたら、お父さん(リーアム・ニーソン)は007の候補者だったらしい。なるほど、なるほど。
  • アクション映画としては十分すぎるほど面白かった。



  • 主演のクライヴ・オーウェンは、ボーン・アイデンティティで殺し屋、シン・シティ(ビッグ ファット キル)のドワイド、インサイド・マンでは銀行強盗のリーダーと、どちらかといえば派手さはないが渋さが光る好きな俳優のひとり。モニカ・ベルッチ目当てで観たわけではたぶんきっとない。
  • シン・シティの続編として観れるかもしれない。
  • ひょんなことから、生まれたばかりの赤ん坊を謎の集団から守る羽目になった子連れ狼、いや、ど派手な銃撃戦とモニカ・ベルッチも出演(でて)いることから、子連れドーベルマンと表現すべきか。
  • 曲芸じみたガンアクション、連続するありえない展開、娯楽映画として深く考えることなく素直に楽しめた。とりあえず鑑賞後にはニンジンを食べたくなること必至?




  • 五人組のエグザイル。ただしヴォーカル&ダンスユニットではなくギャングユニット。香港ノワール。
  • でてくる役者達の台詞、仕草、ジョークなどが理屈抜きにカッコイイし映像もたまらない。
  • 六発でフル充填となる回転式拳銃に弾を込める。それを見ながら十二発フル充填の自動式拳銃のマガジンから六発抜き落とす。タイブレークで六発対六発の銃撃戦が始まるとか、いちいちカッコイイ。
  • 古くは「男たちの挽歌」、最近だと「インファナル・アフェア(三部作)」を観ると、そろそろ日本映画も本腰を入れて真剣に作ってほしいと思って仕方が無い。いつまでも不良漫画が原作じゃ~ ねぇ~
  • 昨日、新作を承知のうえで「天使の眼、野獣の街」を手にしたのは言うまでも無い。
  • (姉さん、ありがとう)




  • 主演のジージャー・ヤーニンが四年の訓練をした後、撮影に二年を費やした映画。
 ジージャー・ヤーニン - Wikipedia
幼い頃は体が弱く、体力をつけるために11才でテコンドーを習い始める。12才で黒帯を取得、14才でインストラクターになる。1996年のバンコク・ユース・テコンドー大会では金メダルに輝き、翌97年には国家が育成するテコンドー強化選手にも選ばれている。
  • ヒロインのジャージーはアクションは勿論だが脳の発達障害を持つ演技も素晴らしい。
  • 中ボス?でカポエラ使いが出てきたとき小躍りしてしまいそうになった。それは次の日に中島らも「超老伝」を再読するほど。
  • CGやワイヤーアクションに頼ることなく、まさに出演者全員が体をはっている映画。阿部寛は尻を出しているところが唯一体をはっていたとこかな。
  • アクション映画の出来を左右するのは、脇で活躍するスタントマンの力量によるものだということを実感した。技を引き出して引き立たせ、対戦相手をいかにして「魅せる」ことができるか、その受身の力量が勝敗以前に試合の出来を左右する。先述の「レスラー」にも通じる部分だ。

アクション映画というジャンル中心であったが、色々な絆によって生まれる愛の形も観ることが出来て楽しめた作品群だった。


\ 今週はがんばって恋愛モノ週間にするよ / 
 9192948_d587ea8629_b.jpg_effected

掬うことは出来たが救えなかった現実

先月、夜宮の晩。
いずれ筋肉痛という名の仕打ちが訪れるとき - 今日は死ぬにはいい日だ

彼女は走光性性質昆虫のように、裸電球が並び発電機がけたたましい音を発している先に引き込まれるように消えていった。

人ごみを掻き分け進んだ先には、たたみ一畳ほどの背の低い水槽。
傍らに明日を見出す努力はとうの昔に忘れてしまった目をした男が座っていて、水槽をはさんだ真向かいに彼女は陣取っていた。

目が合うと同時に無言で彼女は左手を差し出した。
私は眉の間にたて皺を入れた顔を作って意思表示をして見せたが、彼女は同じ顔を作って更にニ、三度と強調して左手を差し出した。

鼻から息を大きく吐き出しながら、流通している通貨の中で一番大きなものを手渡した。
期待に反して彼女は四匹を掬いあげることに成功した。

今朝、ガリガリくんの棒が三つ並んでいる庭の片隅に最後の一匹を埋めてやった。


9180169_294485a4d1_b.jpg_effected-001


しばらく前から、トイカメラに購買意欲を掻き立てられています。
辛うじて踏みとどまっている状態です。
カメラ側の設定などをいじって、なんとかソレっぽく色々と試みてますが、思ってるような画には程遠いのが現状です。当然です。

「デジカメ写真をトイカメラ写真風に」というソフトを発見しました。
ToyCamera AnalogColor | Analog like Color Photo Editing tool by pentacom
フリーで使用できますが、以下のような制限があります。
試用期限はありません。ライセンス登録されない場合は、出来上がった写真に本ソフトのロゴが透かしとして入りますが、それ以外の回数・期間・保存機能の制限はありませんので、ゆっくりとお試しいただけます。
上の元気だった頃の金魚の写真は本ソフトを試したものです。
色々と設定できて面白いのでちょっと使ってみようと思ってます。

               \ ふんがぁー! / 
9192947_8c9e738769_b.jpg_effected

2010-06-02

そこどけ そこどけ ほうら

先週末、ピンクレディーのシャワラン、雪印宝石箱のCMを Twetterの TLで見かけて懐かしい気分に浸っていたら、ナタリー - UAが歌うピンク・レディー「モンスター」iTSで先行配信 なる記事を偶然に目にしました。
6月23日にリリースされるUAのアルバム「KABA」から、ピンク・レディーのカバー「モンスター」の先行配信が本日5月12日よりiTunes Storeにてスタートした。
「KABA」はUAのデビュー15周年企画の一環として発売されるカバーアルバム。「モンスター」はこのアルバムのオープニングを飾るナンバーで、ほかには荒井由実「きっと言える」、七尾旅人「わたしの赤ちゃん」、甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)をゲストに迎えたHIS「夜空の誓い」など、全15曲が収録される。
昭和のアイドル史に燦然と輝く名曲「モンスター」を、UAはどのように料理しているのか。アルバムリリースが待ちきれない人はさっそくチェックしておこう。
「KABA」収録曲
01. モンスター(ピンク・レディー)
02. 夜空の誓い feat. 甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)(HIS)
03. きっと言える(荒井由実)
04. 買い物ブギ(笠置シヅ子)
05. セーラー服と機関銃(薬師丸ひろ子)
06. Day Dreaming(アレサ・フランクリン)
07. Under the Bridge(RED HOT CHILI PEPPERS)
08. Paper Bag(フィオナ・アップル)
09. わたしの赤ちゃん(七尾旅人)
10. Hyperballad(ビョーク)
11. Love Theme Fro'Spartacus'(映画「スパルタカス」より)
12. 蘇州夜曲(渡辺はま子、霧島昇)
13. No Surprises(RADIOHEAD)
14. 妖怪にご用心(中山千夏)
15. tiru-ru-shi(こやまよしこ)
待ちきれない人(私)は iTunes に飛んで勢いでポチり。
やばいぐらいに良いですよ。参りました。

参考:モンスター(ピンクレディー)

D