2010-02-18

観る音楽による恐怖

映画は、ジャンル的にオカルト寄りな純粋な?「ホラー映画」が好きです。
「ホラー映画」の細分化したカテゴリー中で、精神的な苦痛=恐怖として確立された最近の作品は、私の中ではホラー映画としてません。そう言った作品は「ここかしこに痛い映画」としています。どうでも良いことですが。

ちょうど、1970年代がオカルト映画ブーム全盛であったことも影響していると思います。
それと幼い頃に通っていた(近所のお寺で運営していた)保育所で、今思えば初恋だったであろう、まゆみ先生が本堂脇にある仏堂?のちょっとした階段に皆を座らせて、先週観て来たという大層怖かった「エクソシスト(1974年日本公開)」の話を聞かされたことも、少なからず影響してるかもしれません。
当時のホラー映画は、内容的にも十分怖かったのですが、さらに怖さを盛り上げるための音楽もそれはそれは怖いものでした。ある意味でプチトラウマになるほど。
そんなわけで当時の (petit) Trauma Movie Music My Best 3 *1 など。

  • 3位:サスペリア ー1977年
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    • 雨の中を走る冒頭のシーンが見当たらなくて残念。
    • 演奏は「ゴブリン」というロックバンド。
    • イタリアのホラー映画は血の色が特徴的。


  • 2位 サスペリア Part2 (Profondo Rosso)ー1975年
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    • 「サスペリア」の続編と言うことではなく、「サスペリア」が予想外にヒットしたので同監督(ダリオ・アルジェント)の過去作品を便乗して公開する際、わかり易くするためだったらしいです。
    • 時折、挿入される子供の歌がなんとも不気味さをあおります。
    • 物語の骨子がしっかりと作りこまれているし、独自の演出とカメラワークが素晴らしい作品です。
    • 先日、観なおしたばかりだったり。


  • 1位 ローズマリーの赤ちゃん ー1968年
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    • ホラー映画の原点的作品。夕暮れ時に聴いてると無性に悲しくなるので聴かないほうが良いです。
    • ショッキングなシーンなど一切無いので、今のホラー映画を見慣れている人には、色々期待しすぎてイライラが募るだけの作品かもしれない。
    • 主役のミア・フォローさんは、オーメンのリメイク版(2006年)で乳母役(ベイロック夫人)を演じてて思わずニヤリ。
    • 若い頃にローズマリー・ウッドハウスのヘアスタイルに憧れ、金髪にして真似たことありますが、誰もわかってくれなくて疎外感を感じたことがあります。記憶の棘。
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  • (番外編)ポルターガイスト2 -1986年
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    • (ケイン牧師登場シーン (7分30秒あたり)*2
    • 前作(スティーヴン・スピルバーグ制作、トビーフーパー監督)が良すぎたことで評価は総じて低い。
    • 作品関係者が3名死亡したということが、違う意味で話題になった作品でもある。
    • なによりケイン牧師の存在感が一番怖い。(残念ながらケイン牧師役を演じたジュリアン・ベックも本作品公開前に胃癌で死去)
    • 特殊メイクに抜擢されたスクリーミング・マッドジョージが唯一の救いかな?

そんな感じで、知らぬ間にTSUTAYAでレンタルされてた *3「ヒルズ・ハブ・アイズ」を今日は観る予定。そう、いわゆる「そこかしこに痛い映画」の代表格な作品。


*1:無理矢理にでも英単語を並べたくなる年頃。
*2:朝からお騒がせしました。アンちゃん 心より感謝!!
*3:昨年5月頃、作品描写などの理由からレンタル取り扱い中止になっていた作品。

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