2011-06-09

屈折する陽光

六月に入る成り、これ非常に多忙となり、なんだかもう、気分的にも曇天の極み。
色々と書きたい事、多々あるのだけれど、あれこれと纏めきれずに、なんだかもう、下書き保存。

そんなこんなしていたら、会社のパソコンがうんともすんとも云わなくなる。
なんだかこれ、ハードディスクが寿命を全うしたらしく、潔い事この上なしと早々と諦め、以前(まえ)まで使用していたノート型パソコンを引っ張り出し、電源ボタンを押(い)れたなら、大きくしゅぅぅぅーと息を吐いた後、青い画面(かお)してうんともすんとも云わない。なんだかもう、滂沱の涙。

昨日、朝から、パソコンとマイクに向う、お偉方とのちくちくした会議が終わり、ひと安堵な昼休み。

自動車(くるま)の座椅子を押し倒し、靴を脱ぎ放ち、開け放った窓から右足を放り出して、熟成しているであろう香を放っていたならば、読書に集中できないぐらいに、外がやいのやいの喧しい。
もしや、濃縮した香ばしい小生の足香が原因の騒ぎではなかろうかと、少しばかり心配になり、ひょいと顔を上げて窓の外を窺い見た。
駐車場には、老若男女問わない従業員が、西の空、すなわち、小生の自動車のうえあたりを見上げている。卒倒している者が多数の様子ではなかったので、臭気、とりあえず安心。

皆が見上げる先、助手席側の窓に目を移して空を眺め上げれば、横に伸びる、荘重で優雅な姿態した虹が見て取れた。

めずらしい、はじめて見ただの、まあね、小生もそのような思いなのだけれど、やはり、ほら、放射能が影響して云々だとか、三ヶ月経った今だから、やはり、ほら、磁場の影響が云々だとか、云っている輩の声が聞こえはじめると、なんだか、段々とこちらの方の磁場が狂いだし、激昂。
こらこらこら、おまえら、悪戯に適当なことばかりのたまっている場合でないぞ、と自動車から降りていけば、おやおやおや、これはこれはマツダさん、どうもどうも、今日は著しく暑い日でやんすなあ、などと挨拶してみるも良し。

太陽光が屈折することで発生する「環水平アーク」と云う、珍しい現象らしいのだが、小生にしてみれば、老若男女な従業員皆が、横並びで、一様に同じ角度で携帯電話を空に向けてる様が、なんとも、ちゃんちゃら可笑しくて、態態、此方から眺めてほくそ笑んでた。

2011060812210000

────支離滅裂な駄文稚文申し訳ありません。

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