2009-12-22

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主人公は死なない法則


家の細君が先週一週間、歌を歌うために北京へ旅立った
ことをいいことに
ので、寂しい夜を癒すため、溜まりに溜まったDVDを期待して仕方なく鑑賞しようと思っていた。
一日一本でも足りないぐらい埃がかぶらんばかりに積んである中から、どれを観ようかと思いを巡らしてたら、結局あっと言う間に一週間が過ぎ去ってしまった。
ただ、彼女(娘)を寝かしつけるための、読み聞かせのスキルアップが出来たことは確かだ。おかげで最近彼女のお気に入りである、落語の「牛ほめ」「まんじゅうこわい」「やかん」が十八番になってしまった。
それでも先週3本ほど観るこたぁ出来たんだが、なぁ~にね、その3本ともに話題作ってやつでさ、だったらわざわざ日記に書くほどでもあるめぇってんで、勢いで夕べ観た作品の感想なんざぁ書いてみようと思っちゃったわけさ。*1
映画「マックス・ペイン」公式サイト


本作に何の予備知識もなく、後輩が「観ますか?」って聞くんで「どう?」って聞き返したら、私の目を見据えて八時二十分頃の眉毛をこさえう~んと深くうなって大きく左側に頭を捻じ曲げて見せたので、彼の首の筋を労わる意味で借りた一本。
<ストーリー>
最愛の妻子を惨殺された苦しみに耐えながら、復讐のためにその犯人を追い続けるNY市警の刑事マックス・ペイン。クラブで誘惑してきたセクシーな美女や“何か”を知っていたドラッグ・ディーラーなど、手がかりを求めて彼が接触する人物は、次々と何者かによって殺害されていく。そして“羽根”のタトゥー、新種の麻薬、正体不明の男と、この殺人事件の陰に見え隠れする謎を追ううちに、いつしかマックスは危険な迷宮へと足を踏み入れていった。そこは想像を超えたバトルフィールド。死闘の果てにマックスがみた驚愕の真実と真犯人とは……?!

以下、感想箇条書き。*2(ネタばれ有り)
  • 観ていてゲームっぽいと思ってたら原作がゲームだった。
  • 007慰めの報酬のボンドガール、オルガ・キュリレンコ(ナターシャ役)に悶々として期待していたが序盤であっけなく殺されてしまい、非常に残念な思いをした。
  • そんなナターシャの姉を演じるミラ・キュニス(モナ役)が乗る車は、マセラティ。女性が駆ると更に美しい。
  • 主演のマーク・ウォールバーグ(マックス・ペイン役)は「ディパーテッド」、「ザ・シューター」、「ハプニング」など派手さは無いが良い意味で地味(渋いと表現したほうがいいか)な俳優だと思う。本作も復讐のために事件を淡々と追いかける演技はそれと同様。
  • 中盤あたりで大方黒幕は予想できる。「マイノリティ・リポート」のソレね。
  • 新種のドラッグで最強になった兵士あがりのラスボスが一発の銃弾でやられてしまうが、同じドラックを飲んでしまったマックは銃弾を受けても倒れない。たぶん、それは主人公の特権なのだから。
  • 終盤、主人公によって黒幕はビルの屋上に追い詰められる。そして何のヒネリもなくあっけなく主人公の銃弾で命を絶たれる。ここは黒幕の逆転劇(隠し持ってた銃で主人公を撃っちゃうとか)→ヘリコプター助けに来る→主人公悔しがる→黒幕高笑い→ヘリコプター何らかの障害でバランスを崩して黒幕に突っ込むとか、黒幕自身がバランスを崩してビルから転落とかありがちなラストを期待してたので残念。ここはありがちで良かった。
  • 全編にわたって綺麗になりたいという理由でいきなり整形しちゃうような、そんな無駄にお金をかけている感じ。
  • ラストまで中途半端な感じながらエンドロールを観てたが、エンドロール後に続編を期待させる映像などがあるんで注意が必要。
【総評】DVDを貸してくれた後輩の受け答えは正しい

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*1:べらんめぇ口調なのはきっと気のせいです。

*2:「めんどくさいんだけだろ」って人の気持ちを見透かさないでください。




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