2009-12-25

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クリスマス・イヴ


半月以上前から周到に練り上げた綿密なクリスマス作戦。

ピンク色したシャンパンの泡のように消えていく蕩尽の夜に、臍を噛んでいた若い時分。稀にうまい具合に剥がれなかった銀紙を、ガムといっしょに噛んだときのような痛さも経験した頃。

家族を持つようになってクリスマスは、その雰囲気を楽しむものだと分かった気がする。

横溢する若さゆえの勘違い極まりないクリスマス作戦は、その対象を
複数の
異性から家族へと変えて、プレゼントをあれやこれやと考えることを楽しむようになった。

ただ今年は細君が、子ども達のプレゼントの手配を早々に済ましてしまった。
例年以上に自身が忙しかったから、勢い余ってつんのめって転ばないためなのだろう。
そんなサンタさんはなんだか手持ち無沙汰な状態に陥ってしまい、細君に対するプレゼントもやめると12月初旬に決心した。
1月は(細君)誕生日だし2月は結婚記念日だし3月はホワイトデー*1だし、その時々で穴埋めすればいいやと。

しかし、そうなると逆に手持ち無沙汰感に拍車がかかってしまい、なんだか他人(ヒト)のパンツを履いてる感じで気持ち悪くなったんで、結局プレゼント買ってしまった。
彼女の弾くクリスマスソングメドレーで、毛がに 2ハイ食べれたから良しとしたクリスマス・イヴだった。

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*1:バレンタインデーでプレゼントを貰ったことは無いわけだが。

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