2010-11-15

包むもの包みこむもの包まれるもの

Schott(ショット)。アメリカを代表するレザーブランドで、随分昔から、お世話になっている老舗のメーカーのひとつでもあります。若い時分は、ダイエット効果を期待していたわけでもありませんが、真夏でも着てました。さすがに最近は、めっきり着ることも少なくなりました。体形が著しく変化してしまったわけではありません。ありません。決してありません。(一応、大事なことなので2回書いて、更に強調しておきます)

そんな訳でレザー系は、すっかり、めっきり、ひっそりしてしまいましたが、先日、先輩が営むハイカラな洋品店に行った際、「倉庫を整理していて発掘したんだけど・・・」たてつづけに五回くしゃみをして「ちきしょー、このやろー」と目に見えない者に敵意を露にした後、「・・・どう?」とティッシュの箱に手を伸ばしながら、ショットのピーコートをおもむろに広げました。ずっと以前に黒色のものを所有していましたが、諸事情あって手放してしまいました。32オンスのメルトンウールで、とても暖かかった記憶があります。裏返せば、硬くて、重いということが短所になるかもしれません。
今まで見たことがない、オートミール色したものだったので、それが如実に表情出ていたのでしょうか、先輩は、正真正銘のショット製であると語気を強めて、うんちくを傾け始めましたが、正直、アウターは困らないぐらいあるので、適当に聞き流していました。「・・・ま、背中の辺りに少しヤケがあるし、1,000円で・・・どう?」と聞いてすぐに財布を開いていました。

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今年の陽気では、すでにクローゼットの中でデットストックになりかけているので、今から心配しています。

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